Open Assessment Technologies S.A.はグローバルな成長戦略の継続のため 株式会社内田洋行による100%株式取得に合意しました

スーツ姿の2人のビジネスマンが握手する様子をクローズアップしたもの。

同時に内田洋行は、次世代アセスメントデザインとアイテムバンクソリューションを開発するために、TAO®ロードマップへの重要な投資を行います

ルクセンブルク(2023年5月16日) 教育およびキャリアアップのためのオープンソースデジタルアセスメントソリューションであるTAO®を提供するOpen Assessment Technologies S.A. (OAT™)は、株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大久保昇)が同社の株式を100%取得すると同時に開発への投資を発表しました。これにより、OATのグローバルな顧客基盤をさらに拡大し、CBT分野を切り開いてきた統合デジタルアセスメント製品群の開発を推進します。

OATは、アセスメントの革新において市場をリードしています。TAOプラットフォームは、アクセスしやすく、完全に相互運用可能であるため、ユーザーは個々のニーズに合わせて最善のソリューションを自由に構築することができます。TAOプラットフォームは、既存の学習エコシステムに適合できるため、コスト削減が短期間で可能であり、将来にわたって安心してご利用を続けていただけます。 

両社による7年間のパートナーシップを踏まえての内田洋行によるOATの株式完全取得は、TAOベースのソリューション提供の進化において更に重要な一歩を踏み出したことになります。OATと内田洋行は、両社の強みとリソースを活用することで、世界中の教育関係者の進化するニーズに応える、より包括的なデジタル教育エコシステムを構築することを目指しています。 

OATの共同創業者兼CEOであるマーク・オズワルドは、「2013年の創業以来、OATは世界中で最新かつ最適な価格のeアセスメントソリューションの普及を牽引してきました。今後は、内田洋行と共にオープンソースとオープンスタンダードを活用することで、あらゆるレベルの学習成果を向上させるための教育指導者を支援する基盤として、イノベーションを続けていきます」と述べています。

内田洋行の大久保昇社長は、「文部科学省が日本の全学校から接続できるCBTを導入する際には、世界的に高い評価を得たTAOを使うことでより効果的な推進が可能となりました。1946年から教育に関わってきた内田洋行がOAT社の株式を完全取得することにより、オープンソースのアセスメントと学習ソリューションへの貢献を、安定した経営基盤のもと、教育の未来に向けて両社で継続して推進してまいります」と述べています。 

以上のことから、OATと内田洋行は、TAOユーザーグループとともに、TAOの進化とグローバルな統合学習ソリューションの提供の方向性を示していくことになります。 

OATの次世代アセスメントデザインおよびアイテムバンクソリューションである「TAO Studio™」の開発に対して、今回内田洋行は追加で資金を提供します。TAO Studioは、WCAG*に準拠したオーサリング機能を提供し、アクセシブルなコンテンツを一から作成することを容易にします。OATは、ユーザーフレンドリーな体験を保証するため、TAOユーザーグループと協力して、アイテムバンクとコンテンツデザインのための新しい直感的なユーザーインターフェイスを開発する予定です。今回の投資は、完全にインクルーシブでアクセシブルなeラーニング体験を提供するという同社の目標に向けた大きな一歩となります。  *)WCAG:Web Content Accessibility Guidelines、W3Cによるガイドライン

OATの共同創業者であり、製品戦略担当ディレクターのパトリック・プリチャートは、「TAO Studioの開発により、公正で有効かつ信頼性の高いアセスメントを作成するためのユニークで直感的な体験をすべての人に提供することができるようになります。教育省、コンテンツ出版社、あらゆるレベルの教育者を含むグローバルな顧客ベースと協力し続けることに興奮しています」と述べています。

TAOは、フランス、イタリア、ノルウェー、リトアニア、イギリスなどの文部省や、ニューヨーク市などの主要学区で全国的に利用されています。さらに最近では、80カ国以上で実施されるPISA 2025の評価プログラムにおいて、OECDのプラットフォームとしてTAOが選ばれています。  

また、TAOは2020 年から日本の文部科学省が実施する全国規模のコンピュータ利用試験プログラム「MEXCBT」の公式CBTソリューションとして、全都道府県の小学校から高校までの約25000校、840万人の生徒で使われています。MEXCBTは、文部科学省が推進する「1人1台のPC・タブレットを活用したデジタルならではの新しい学習方法(ギガスクール・プログラム)」の実現を目指しています。 

TAOについて

オープンアセスメントテクノロジーズのTAOは、教育やキャリアアップのための最先端のデジタルアセスメントソリューションです。モジュール式で相互運用可能なTAOは、独自のサイロから解放され、高価なライセンス料を不要にし、テストリソースを完全にコントロールし、エンタープライズクラスのサポートを享受することができるようになりました。 

  • 会社名:Open Assessment Technologies S.A.
  • 設立:2013年  
  • 資本金非公開  
  • 主な事業内容
    • デジタルアセスメントオーサリング、配信、ロスタリング、レポート作成ソフトウェア
    • デジタルテストプログラムの実施、戦略、開発
    • IMS標準準拠アセスメントソフトの開発
       
    • アセスメントツール UX/UI & アクセシビリティ <br> 
  • 機関投資家について
  • 公式サイトです: https://www.taotesting.com/

株式会社内田洋行について

  • 創業:1910年
     
  • 資本金:50億円
     
  • 代表者:代表取締役社長 大久保 昇
     
  • 連結売上高(2022年7月期):2,218億円
     
  • 上場:東京証券取引所(プライム市場)
     
  • 主要顧客:民間企業、小学校から大学までの教育機関、国・自治体など 
  • 主要事業:
     
    •  ICT関連ビジネス 約70%(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、ICTシステムインテグレーション、研修サービス等) 
    • 環境構築関連ビジネス 約30%(空間構築、オフィス家具、教材マテリアル等) 
    • 売上全体の約30%を占める学校市場では、ICTソリューションから学習空間の構築までトータルサービスを提供し、豊富な経験と実績をもつトップブランドとして知られています。 
  • 公式サイトです: https://www.uchida.co.jp/

TAOユーザーグループについて

TAOユーザーグループは、TAO製品ロードマップの優先順位付けと開発の方向性を決定するために、実際のユーザーからの業界フィードバックを活用する目的で、TAOコミュニティのメンバーを結びつけるオープンフォーラムです。TAOユーザーグループは、TAOユーザーグループの様々なミーティングにおいて、ユーザーが製品に関するフィードバックを共有できるTAOリエゾンのグループを提供することで、オープンソースコミュニティを強化することを目的としています。TAOのユーザーグループミーティングは一般に公開されており、詳細はこちらでご確認いただけます: https://www.accelerate.taotesting.com/tao-user-group

 

メディア向けお問い合わせ先 :

アシュレイ・センカリック
デジタルマーケティング&インバウンドセールス担当バイスプレジデント
ashley@www.taotesting.com
+16095136074

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