概要インタラクションの追加

"インタラクションでは、受験者がアイテムと対話することができます。インタラクションを通じて、受験者は回答を選択したり、構成したりします。"

-IMS Global社が発行するQuestion and Test Interoperability規格。

インタラクションは、アイテムオーサリングの過程でアイテムに挿入されます。相互作用は、アイテムの構成要素であり(それはテストの構成要素でもある)、テスト受験者の回答の基本単位となる。相互作用という用語は、アイテムという用語と互換性があると考えるべきではありません。概念的なも のを除いて、相互作用はアイテムの外には存在しないため、アイテムの外には相互作用の具体的なインスタ ンスはありません。この違いを概念的に説明する一つの方法は、TAO 評価を紙の上で行われる試験と比較し、インタラクションを受験者が持っているペンと考え、アイテムを試験用紙そのものと考えることです。

インタラクションには4つのカテゴリーがあります。共通インタラクション」、「インラインインタラクション」、「グラフィックインタラクション」、「カスタムインタラクション(PCIインタラクションとも呼ばれる)」です。現在、これらのインタラクションのうち19種類がQTI規格で認められています。このうち17種類がTAOで利用可能です。新しく作成したアイテムの左側のライブラリには、「コモンインタラクション」のカタログがあり、他の種類のインタラクションはその下にあります。これらのカタログを見ながら、アイテムに使用したいインタラクションの種類を選ぶことができます。以下に、各カテゴリーの簡単な説明を示します。

  • 一般的なインタラクション(QTI)は、評価によく使われるシンプルなインタラクションの多くをカバーしています。
  • インライン・インタラクション (QTI)は、テキストベースの要素を含むインタラクションです。
  • グラフィック・インタラクション (QTI)は、グラフィック要素を含むインタラクションです。
  • PCI(Portable Custom Interactions)は、特定のシナリオに合わせて開発されるもので、主にお客様の特定のニーズを満たすために開発されます。

下の図は、Interactionsライブラリを示しています。Common Interactionsカタログが開いており、その下に他のカタログがあります。

インターアクション・ライブラリー

ガイドの2つのサブセクションは QTIインタラクションの種類PCIインタラクションの種類の2つのサブセクションには、TAOで利用可能なインタラクションの種類ごとの章があります。それぞれの章では、アイテムでそのインタラクションを使用する方法についての情報が記載されています。

アイテムには通常、1つのインタラクションタイプしか含まれていませんが、複数のインタラクションを含むアイテムを作成することもできますのでご注意ください。アイテムの複雑さは、1つのインタラクションを持つシンプルなアイテムから、複数のインタラクションを持つ複合アイテムまで様々です。アイテムに1つのインタラクションを追加して準備したら、インタラクションライブラリから別のインタラクションテンプレートをキャンバスの下または横にドラッグして、新しいインタラクションのオーサリング作業を繰り返します。

TAOでは、インタラクションには、そのインタラクション自体を採点するための仕組みが含まれています。単純なアイテムの場合、正解は不正解とは異なり、テストのスコアに加算されます。標準的な回答テンプレート(match correct,map response, ormap response point) を使用した複合アイテムのスコアリングは、しばしばより複雑な合計となります。採点の詳細については、「採点」のセクションを参照してください。

プロジェクト固有のPCIを除いて、それぞれのインタラクションについては、以下の章で詳細に説明されています。 QTIインタラクションの種類 または PCIインタラクションの種類.

注)Interactionsで設定可能な識別子は、QTIの制限によりASCII文字のみを含む必要があります。ASCII文字の置き換えについては、OracleASCII Codeなどのサイトで説明されています。